ブラジルには推定で160万人(2011年時点)もの日系人が暮らしています。
そして、現在19万人のブラジル人が日本で働いています。正に、最も遠くて一番近い国なのです。
ブラジル音楽といえばカーニバルを盛り上げるサンバ!ですが、実は1908年に第一回日本人移民がブラジルに着いた時、現在のサンバはまだありませんでした。
その時、カーニバルで歌い踊られていたのがマルシャなのです。
簡単な歌詞のくり返しと郷愁を誘うメロディー、初期の日系移民の方々もたくさん勇気づけられたはずです。
そんな歌が沖縄の東南植物楽園で、新たによみがえります。
マルシャには多民族国家を支えた先人の知恵がたくさん詰まっています。
恥ずかしがりやの方は仮面をつけて(仮面作りのワークショップもあります)
日常を忘れてハジけたい人は仮装をして(仮装コンテストもあります テーマは 移民一世)もちろん素のままでも大歓迎!
とにかく家族、親戚、友達、みんなで歌って踊って気晴らしをしましょう!
マルシャ・ショーラの発起人で、このイベントの船長でもある坂尾英矩さんは、半世紀近くも日本とブラジルの架け橋となる音楽はマルシャしかないと思っていたそうです。
そして東南植物楽園では、まるでその思いを知っていかのように、数十年から100年に一度 だけ花を咲かせるという「センチュリープランツ(サケリュウゼツ)」が、東南 植物楽園では半世紀近くぶりに花を咲かせています。
「ブラジルの国宝」と言われるミュージシャンの参加も決定しました!
奇跡はもう始まっているのです。
今世紀最後のチャンスかもしれません。
心より、多数のみなさまのご来場をお待ちしております。
ポルトガル語でマーチの事ですが、ブラジル音楽のジャンルの一つとしてとらえた方が良いと思います。
1899年に女性作曲家シキンニャ・ゴンザーガがカーニバル向けに作曲した
「オ・アブレ・アラス」がマルシャと称される歌の始まりだと言われています。
2拍子で、明るさの中にも郷愁(サウダージ)を誘うメロディーが印象的です。
ブラジルにサンバが誕生する以前は、マルシャがカーニバルではメインの音楽だったそうで、
1930年代から1950年代にかけてが全盛時代らしいです。
今回のイベントを発案して頂いた坂尾さんによりますと曲は数千曲ありますが百年前から繰り返され親しまれているヒット曲は
約200曲ほどあり、メロが簡単できれいなので一回聞けばすぐに口ずさむ事が出来るそうです。
その良い例は初めてブラジルにで踊る外国人観光客は印象的なリフレインのパートを皆さん歌っているそうです。
また世界で最初にブラジル音楽を世界 に広めたハリウッド女優、カルメン・ミランダが歌った大ヒット
「タイー」「アロー、アロー」「ママ・ヨ・ケーロ」などは全部マルシャだそうです。
沖縄方言で、しましょう!という意味です。
「ゆんたしょうら」という八重山の民謡があります。
ローマ字表記をChoraにしたのは、ブラジルに移住経験もある音楽家の翁長巳酉さんに、
ショーラはポルトガル語で泣けるね、という意味になると教えていただき、
両国で同じ様な発音だけれど違う意味の言葉がタイトルにあるのは面白いと思い、
また沖縄のオバーが悲しみを隠してカチャーシーを踊る強さともイメージがダブル気がして、
あえて英語的なShoraではなくブラジルを意識してChoraにいたしました。
ちなみに、ブラジルにはChoro(ショーラ)という泣くという意味の言葉からついたとされる、素晴しい音楽もあります。
お車で那覇空港より車で約50分
※沖縄自動車道経由 沖縄北IC下車
公共交通機関で那覇方面から
那覇バスターミナルより90番に乗車「農民研修センター前バス停」で下車後、徒歩約20分